今回は、CDリリース速報!!!です。
クラシックのCDは数え切れないほどあると思いますが、テューバのCDを
持っている!という人は少ないのではないでしょうか・・・???
実は、先月2月の初めに、テューバ奏者”藤田英大”氏のCDレコーディングに共演者としてワタクシ参加してしまいました!
私が参加した収録曲は”ルーマニアンダンス”という私の留学していたハンガリーの民族音楽に通じるような泥クサさのある独特な音楽、本来オーケストラバックの曲なのでピアノ伴奏が恐ろしく難しい”テューバ ブッフォ”、変拍子がジャズっぽくてかっこいい”スリー ミニチュア”の3曲。
比較的地味めな音でオーケストラではあまり日の目を見ないテューバですが、ソロとなるとやはり奥深いようです。今回ご一緒させていただいたテューバ奏者は、国際コンクール入賞暦を持つ、私の高校からの同級生です。
おまけにこのCDの監修は、世界的に有名なテューバ奏者(現在は武蔵野音大の客員をしておられます)のロジャーボボ氏。テューバ界のカリスマと呼ばれるにふさわしい恰幅のよい豪快で愉快な方でした。
ルーマニアンダンスではピアノの曲のCDではけしてあり得ないことなのですが、曲の途中で掛け声が入ります!!曲の勢いが増した時の、収録現場のスタッフ達&ボボ氏の豪快な掛け声「ヘイ!!!」が必聴です。私はあまりにピアノ伴奏が忙しく、大変だった為、一応頼まれたのですが、結局掛け声を発するまでには至りませんでした・・。
色々と苦労話は尽きないのですが、仮に出来上がったCDを聴いた時は、
なかなかの仕上がりにジーンとなってしまいました。
ピアノ伴奏と、弦楽伴奏バージョンをミックスしてCDには収録されます。
弦楽伴奏バージョンはバッハなどのいわゆるクラシック界の正統路線、私の担当したのはどちらかというとジャズっぽい、現代曲路線です。
私は、あまり現代曲を演奏する機会が今までなかったのでかなりの変拍子に
一時期は暗くどんよりとしてしまったのですが(笑)、今ではそれもいい思い出となりました。普段私の演奏会にお出かけくださっている方々は、リストやバッハなどを聴いて下さっていることが多いので今回のような曲はかなりイメージ払拭といった感じかもしれません。
監修されたロジャーボボ氏のHPにCD録音の記事が載っています。(英語サイト)
ロジャーボボ氏のHPはこちら。
1000枚売れればメガヒットと呼ばれるクラシックの世界。
皆さん、リリースされたあかつきには是非聴いてみてくださいね♪
CDがお店に並ぶ時に、又詳細をお伝えします♪