澤田みづえの音楽活動ブログ

読譜問題

どんな芸事も同じだと思いますが、何かひとつのことを身につけようとするとそのレベルに合った壁が必ず何度も立ちはだかります。

ピアノももちろん同じ。

ピアノのお稽古において初心者の方がぶち当たる壁は数知れど、子供達がピアノを弾くのにあたりお母様たちの頭を悩ませているのが…ババーン!

そう、

読譜問題!

です。

…やっぱりね〜、ウチと同じね〜、ウンウンと深く頷く音が聞こえそう(笑)なほど…レッスンで悩みを相談されるときはたいていこの内容が多いです。

何しろ遠い昔の子供のころの記憶です、今ではスラスラと音符が読めているピアノ経験者の親御さんたちも

…気づけば譜読みが出来るようになっていた…

という浅い記憶ばかり。(笑)

はい、私もそうです。

まず譜読みの前に最初に小さい子達が一番つまづくのは、

高音とは右側の音、低音とは左側の音

というところ。

もっと言うと未就園ぐらい小さな子においては、その前の段階である

左右の概念でさえ怪しい

ことも、普通にありますよね…。

こうなってくるとピアノのレッスンなんだか、幼児教室のお稽古なんだかよく分からなくなることも多々ありますが(笑)もちろんここら辺にはこだわること無く( ̄∇ ̄)その子にあったレベルで少しづつ毎回教えていきます。

そうなると、必須になってくるのが

お家でのサポート

です。

当教室は特に増やすことを希望されない限り、

レッスンは月に3回

のみです。

レッスンとレッスンの間に私が教えたことをお家で復習してもらえないと、次のレッスンの際には

もう気持ち良いくらいに忘れて来ます!(^_^;)

そうするとまた0からのスタート…

そうです、なかなか進みません。

そして毎回同じことを言われてしまうので、生徒自身も嫌になってくる。この負のスパイラルが私も辛い!(^_^;)

一方この子は読譜の知識が身につくのが速いなと思う子は、かならずお家の方が復習させてくれています。

お家で目につくところに覚えることを紙に書いて貼ったり、必ず夕飯の前5分だけ覚えることをテストするなど、暗記の分野に関してその子に合った方法で工夫して覚えさせてくれています。

読譜が身につけば、

どんどん自分の力で弾く楽しさが身について、その子の世界が広がります!

読譜は

音楽って楽しいなと思えるための入り口、一番大きな最初の壁です。

子供一人では大変な壁でも、親子で手を取り合えば様々な方法でより楽しく乗り越えられるはずです。