澤田みづえの音楽活動ブログ

今週もお疲れ様でした!

今週(土曜日に更新と思っていたら、日付が変わってしまいました…。。)も皆様お疲れ様でした!

昨日の土曜日のレッスンは9:30〜19:30まで。体験含めお越しいただいた生徒の皆さん、ありがとうございました!^_^

それにしても、午前中から目の痒みと鼻詰まりなどにやられてしまい、憎き花粉との闘いが今年も始まったことを思い知らされました…。

さてさて、いつのまにか予約配信で自動的にどしどしアップされているyoutubeですが、数日前にこちらがアップされていました!

リスト作曲/ハンガリー狂詩曲第15番

“ラコッツィ行進曲”

…行進曲の定義って何なの…と自分の演奏を聴いて思うほど、およそみんなで揃って歩くとか無縁の速度のテンポで(笑)軽快に駆け抜けておりますね…。。

毎度リストではおなじみの”超絶技巧の域”に達している高度なテクニックはもちろんのこと、迫力のある音色、ぶれない意志…さまざまな課題が詰まっている難曲でありながら、リサイタルのアンコールにでもサラッと弾ける楽曲にもなっています。←疲れるけど。

当初、ハンガリーでの初演前に仕上げのテンポは行進曲を意識してもう少しゆっくりと地に足が着くようなものでした。

しかしこの曲の演奏を含む本番の直前、練習室で練習していた私のところへ師匠が訪れて、

『…みづえ、ラコッツィの今までのテンポは忘れてよろしい!

さぁ、ここからはこのテンポまで(師匠歌う)速くしなさい!』

と威勢よくそう指示をして、颯爽と立ち去っていったのです。。(笑)←呆気にとられる私を残して笑顔で。

し、ししょー!なぜ今なんだ…。(本番30分前)

相当混乱するも、その声とともに去った師匠を追いかけ問う気力も時間もなく(笑)その指示通りにかなり速くテンポを持って行き無事にその本番は終了。←弾き切れるかどうか実にスリリングな本番でした。

…そしてその後、どこの本番で演奏する際にもこのテンポが定着したのでした。

ラコッツィ行進曲は、ハンガリーではド定番の音楽で、これを嫌いな人はいないのでは⁉︎と思うようなポピュラーな曲です。ラデツキー行進曲のように手拍子なども観客が一緒にしやすく、実に盛り上がりやすい曲です。軍隊とかの士気を高めるのにもピッタリだな…(←って、どこ目線?)みたいなことも当時よく思いながら弾いていました。

皆さんにもいろんなことに思いを馳せながら、聴いていただけたら幸いです♫