今日も出張レッスンの日でした。
私が大学の頃は初めてタマゴッチなるものが世に出て、そのあまりの爆発的な人気により、”1人につき1個”どころか”1人につき0個”という人のほうが多かった時代。
それに比べて今の子供達は、当然のように一人につき2〜3個のタマゴッチをジャラジャラとバッグなどにぶら下げているのです。
「そんなにいっぱい持っててどうすんの?何も違わないじゃない。」
と首を傾げながら不思議がる私に
「先生、こっちのタマゴッチとそのタマゴッチは違う人なの!!!こっちのオヤジッチが結婚して子どもを生んで家族を作るの!!!だから、全部それぞれに違うんだよ。」と意味不明な解説をする生徒達・・・。
自らすすんでタマゴッチの説明をしてくれる生徒の顔を見ながら「ウンウン」と頷くのですが、実は何も理解してないし、実際ついていけていません。。
最後には「わかったわかった。なんとなくわかったから、その位の情熱を持ってピアノもやってねー。」と話を締めくくるのが常です。
そんな私もゲームは昔からヘタながらも好きで、今も気分が乗ると
オフのときにはずーっとやっていたりする事もあります。
私は元祖ファミコン世代で、巷で今復活の兆しがあるスーパーマリオ
なんかも、リアルタイムでやっていました。
木曜日に伺うお宅の生徒は小4の女の子なのですが、いつも色んなオモチャやらぬいぐるみやら写真やらを毎週自分の部屋から私のいる居間に持ってきては見せてくれて、本人も私も生徒のお母さんも同じ視点で(?!)あーだこーだと盛り上がる事もしばしばです。
先週の木曜日に伺った際には、私が玄関を上がるとすぐにその子が
「ねーねー、先生。これ見てー!!楽しいよー。知ってる??」と
任天堂DSを持ってきました。それからしばらくはたくさん持っているゲームのソフトをかわるがわるに本体に差し込んではやって見せてくれて、
「さぁ、今度は先生もやってみましょう!」とばかりに、やらせてくれるという事を繰り返すうち・・・
「これ、非常に面白いかも・・・。」と思ってしまいました。
それから「本当にやるのかー?買っちゃうかー?」などと何日かは悩み考えたのですが、「人気の女優さんがスーパーマリオブラザーズを任天堂DSでやっているし、任天堂はきっと大人にもターゲットを向けているんだ。大人にもやってほしいというメッセージなんだ」となぜか自分に言い聞かせながら(言い訳しながら、とも言います。)購入しました〜。
今日その事をその前述の生徒に報告すると
「じゃ、この面クリアーして〜!!!」と手渡され、レッスンの後にいつものごとく遊んで帰ってきてしまいました。(笑)
お母さんまで私の手元を覗き込んで
「先生・・・最強かも・・・手馴れてるし、すばやい・・・。」と。
・・・私って何の先生なんだ???