澤田みづえの音楽活動ブログ

発表会の曲決めで思うこと

今、まさに小学生くらいの生徒さんたちの発表会の曲決めをしている時期です。

この毎年ある”曲決め”の作業は、講師の私にとってとても楽しみな行事になっています。

曲決めを通して、この1年の生徒さんたちの成長を改めて振り返ることができ、どの生徒に対しても成長をしっかりと感じることが出来ます。

そして何よりも、以前に舞台で弾いた曲よりも確実にステップアップした曲を今回選曲できるという喜び!

この喜びは、生徒自身が1年間積み重ねてきた努力の証であり、何にも変え難いものです!

当教室の発表会での選曲は、どの生徒にもいつも弾いている教材の曲よりも確実に1upか2upくらい難しいものに挑戦してもらっています。

しかし、そのいつもよりも難しそうな曲の楽譜を目の前に、とてつもない壁を感じてしまう子も少なくありません。

私の教室では、発表会の曲も生徒の反応をよく見て、1人で目の前の壁を乗り越えなくてはならない…という空気を生み出さないよう、レッスンで不安なところは先生も手伝うから一緒に頑張っていこう!というように、常に生徒の気持ちに寄り添い、伴走するような気持ちを持って接しています。

生徒たちに発表会に出てもらうことの目的やメリットは本当にたくさんあります。

その中でも、音楽は”人に聴いてもらう”という前提で練習した時に、その緊張感や責任感から生まれるものがたくさんあり、その結果、人に聴いてもらうことではじめて演奏が完成される…と私は考えています。

舞台に出演する以上、生徒の皆さんにはたくさん努力をしてきた自分を褒めてあげて欲しい。そして、人前で精一杯成し遂げる喜びを感じて欲しい。

自己肯定感もたくさん上げて、次のステージに自信を持って向かって欲しい。

この気持ちで、丁寧に諦めず、今年も最後まで指導に邁進してまいります!