偶然にも連続して2人の生徒から、
昨日のレッスン後

『やっぱり、、先生がレッスンで
弾いてくれた曲でもう片方の曲の方
が気になるので…もう少し考えてから
決めても良いですか？』

と、立て続けに
連絡がありました。

…あ、何の話かというと、
発表会の曲決めの話です。

一度レッスンで色々な候補を出し、
十分話し合って決めたはずの曲でも、
やはりあとあと、迷いがでるのも
当然です。

人によっては

『あれだけ迷って話し合って決めた
んじゃない！あの曲で今回はいくよ！』

と有無を言わせず突っ走る…という
先生もいらっしゃるとは聞きますが…(^◇^;)

私はそういうのは選曲に対する
本人の真剣さの表れと捉えているので、
むしろウェルカム！なのです♪( ´▽｀)

ましてや今まで私から質問した事
に対しての返事はしても、自主的に
自分の好みややりたい事などを語ら
なかった生徒が、自分からはっきりと
こんな事を言ってきてくれると
成長を感じて嬉しくなります♫

音楽は自己表現です。

心の中にある感情や、頭の中で
思い描く情景などの全てを音にのせて
表現し、他人である聴き手に伝える…
こんなに大変なことをピアニストは
練習も本番もたった一人で
行わなくてはいけない。

そこには、もしも自分の表現したい
ものが観客に否定されてしまったら？？
などという不安が入る隙は本来無い
のです。

なので、普段からきちんと自分の意見
を言葉でもはっきりと伝える勇気が
大切だと思っています。

当ピアノスクールのレッスンでは
生徒の意見や考えていることを
どんどん引き出せるように、
なるべく早い段階で打ち解けて
もらえるよう、いっけん雑談と思われ
るような会話も大切にしています。

その結果、ピアノとは全然違った
ジャンルの（笑）親にも言えない
ヘビーな悩み事などを聞くことに
なったりしているわけなのですが、、

その悩みを乗り越え解決した時には、
一皮剥け、演奏も何かふっきれた
ように成長を遂げる事が多く
あります。
（何事もメンタルが大きく影響
しますからね。。）

何より練習をしていない週でも、
憂鬱になることなく（笑）
レッスンに来るのが楽しい！と
思ってもらえるレッスンの雰囲気を
これからも大切にしていきたいです。