澤田みづえの音楽活動ブログ

今週から

また新しい小学1年生の生徒さんに入会していただきました。

某大手ピアノ教室で3年ほど習われていたとのことですが、担当の先生がこれまで幾度となく変わり、変わることによりそれぞれの先生方の指導方針がバラバラでうまく引き継がれていないと感じたり、、そんなことがあり、当ピアノスクールへ移る決心をされたとのこと。

体験レッスンでは年齢の割には少し上のレベルの曲を聞かせてくれて、ピアノが大好きで確かにこんなにたくさん弾けるのに、細かいところまで行き届かない指導を受けていたと見られるために、彼女の才能を十分に伸ばすことには至っていないのがもったいないなと思いました。

正しい姿勢、指の形はもちろんのこと、記譜されているすべてに関しての意味を教えること等々…指導するべきことは沢山あるはずなのに、ほぼ今までで花丸がついて合格した譜面は真っ白のまま。

聞くと、実際あまり細かいことは言われず、つっかえずに弾けたら花丸、つっかえたらアウトみたいな誰でもできるような指導だったようです。それに加え、あまり親御さんがレッスン室に入ることを好ましく思っていないようで、『お預かりします〜』みたいな感じで、いつしか入れなくなってしまったようで(^_^;)

あまり同業批判をしたくはないのですが、はっきりとこの例に関して言えば、完全に指導者の問題が色々とあるように思います。(実際に、親御様も日頃の指導に疑問を持たれていたとのこと)

良くも悪くもすべてを柔軟に吸収してしまうこの大事な時期に、基本をないがしろにした指導をけしてしてはいけません‼︎(他の教室から移動してきて、こうした流れ作業的な指導に犠牲になってきた生徒を今まで沢山見てきました)

こちらがたとえ30分の短いレッスンの中でも生徒の出す音を一音も聞き逃さず全力で取り組めば、生徒も真剣に話を聞き、受け止めて向上しようと努力してくれるものです。

何歳になっても、心を込めて細かく気遣い指導してくれる先生との出会いがあれば、そこからは学びの向上が必ずあります。ただ、その出会いは早いことに越したことはありません。