澤田みづえの音楽活動ブログ

基礎力

ハイ、いきなりお堅いタイトルで始まりました本日のブログ。

本日はピアノの導入期、初心者の方のレッスンで当ピアノ教室が大事にしていることをお話ししたいと思います。

全く関係ない話題も多く、雑談チックなこのブログ上、いきなりなんで?と思う方もいるかな。(笑)と思いますが、つい最近体験レッスンをご希望の初心者のお子様を持つお母様から問い合わせでいただいたご質問にお答えする形で、以下掲載しますね。

Q.

レッスン内容として基礎はどのくらいしてあるのかが気になっています。

初めての教室なので基礎はしっかりしているところがいいかなと思っています。
子供の成長に合わせてピアノを弾くことだけでなく楽譜を読む力なども教えて頂けるのか気になっています。

A.

もちろん基礎力はピアノを弾くことにおいて最も大切な要素の一つと考えております。
そのため、基礎を一気に詰め込むことはせず段階的に(その子にとって今出来ることと、今は出来ないことを見極めつつ)ピアノを弾くことに大切なことをひとつひとつ身につくよう教えています。
読譜以前の段階としまして、演奏時には手を見ないで楽譜から目を離さずに弾くことが出来ることが重要なので、最初のうちはその声かけがとても多いかと思います。またそのために適したメソードの楽譜を用いてレッスンを行っています。
ピアノを弾くということは、普段ではすることがなかなかない指1本1本を独立させて運動させるということなど、運動能力として開発するべきことがたくさんあるため、そちらに注目してしまいがちです。
しかしそれよりも前段階として、脳の中でその動きをさせる指令を的確に出すことが出来るかという部分が大きく関わっています。これは一朝一夕で出来るものではなく、時間をかけてピアノに向き合い、その段階を理解した上で練習できた時に初めて結果としてついてくるものと考えています。
当ピアノ教室では、いきなり読譜を詰め込むようなレッスンは行いません。なぜならピアノを弾くことは普段では使わない脳の回路を開発しなくてはならなかったり、覚えることも多く、その全てを一度に吸収することは不可能に近いからです。毎回のレッスンでは、前回教えた内容がどの程度理解して出来るようになっているか?を必ず確認しながら次へ進みます。なので毎日のピアノの練習は、たとえ短い時間しか確保出来ないとしても、私は必須だと考えています。

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世の中に数ある習い事の中でも、ピアノ教室はかなり上位にいくほどたくさんあるものの一つであると思います。正直体験レッスンの一回だけで、講師との相性や講師の考え方、指導方針等が分かることは稀なのではないでしょうか。

そんな中でご入会を決めて実際にレッスンが本格的に始まると、少し違和感を感じたり、レッスンの様子から講師の方針が見えなかったりしてフワフワとした状態になってしまい「入会、早まった?!」と、不安に感じられるケースも恐らくありますよね。当ピアノ教室では、体験レッスンの30分という限られたお時間の中でなるべく不安などを解消していただけるよう、どんなことでもご質問しやすいようにお声掛けさせていただいています。せっかく新しいことをこれから挑戦しようと門を叩いていただいたのですから、不安ではなく希望を持っていただきたいからです。

これからピアノを始めてみようと思われる導入期の皆様、当ピアノ教室での体験を受けてみようかなと考えられている皆様、ご参考になれば幸いです。