澤田みづえの音楽活動ブログ

練習、嫌ですか?

音楽をやっている限り、練習はつきものです。

ですが、その練習に取り掛かるのが遅いとか、親に言われて渋々とか、それよりもひどいと親に言われてもなかなか練習しない(笑)という強者とか。。

そんなお悩みをよく生徒の親御様からいつも聞いています。。

まずはピアノの前に座る習慣をつけましょう。座ったらピアノのふたを開けてみましょう。1分でも良いので自分のその時弾きたい好きなものを弾いてみましょう。それが出来たら、そのあとは5分だけ今練習しなくてはならない曲を練習してみましょう。

なんて、そんなアドバイスをしたりもしますが。

私は高校3年生くらいから、本当に自分で毎日辛い日もやりたくない日もピアノに向かい、1日12時間くらいの練習もこなすようになりました。

人のことはよく分からないけど、今は練習はおそらく好きな方かと思います。プロが取り組む曲くらいになると、『これ、一生出来る様にならないんじゃ…?』って譜読みの段階では不安にさせてくる曲も多くて困ってしまうのですが、それが時間を追うごとに確実に自分のものになって弾けていく感覚やその過程がものすごく楽しい!わけです。

これってゲームのように捉えているからかな?と最近気付きました。勉強もある著名な方が言っていたのは、ゲーム感覚で攻略法を覚えたり、公式を覚えていくことの出来る子は強いと。ピアノも同じだと思います。

私の場合、練習の時の独り言がめちゃくちゃ多くて(笑)練習している最中にレッスン室を開けられた時には家族に苦笑されてそっとドアを無言で閉めて行かれることも。。

本当に弾けないことが悔しくて、弾けるようになりたい!今日はここが弾けるようになるまで絶対やる!とかワーワー叫ぶ時もありますし(ええ、もちろん一人です)、弾けた時は『よーっし!よーしよしよし』と愛犬家並みに自分を褒めたりもします。

感情が爆発していくとアドレナリンも出るので、私の場合益々集中力も上がり、気づくと3時間くらいどこにも行かずに座りっぱなしで練習してた…みたいな浦島太郎状態になることもあります。(笑)

楽しいことしか続かない。皆さん、お子さんはゲーム好きですよね…?

たとえば、絵の得意な保護者の方ならマップみたいなものを作ってあげて、その小節がスラスラ3回続けて弾けるまで練習できたらこのコマまで進めて、そうして進んでいって最後はおやつタイムとか遊びのご褒美タイムになるとか。そういうゲーム感覚の練習にしてみてはいかがでしょうか。

いちいちご褒美が大変な場合には、お母さんとかご家族の方が練習の時に横についていて、1段をつっかえずに強弱も守って素敵に弾けたらハイタッチ!っていうのでも、全然良いと思います^_^

自分はこんなふうに弾けるんだ!聴いてもらえた!上手だねって言ってもらえた!と思うささやかな体験だけで子供って十分なんです。

その小さな経験を重ねていくと、小さい頃は1小節とか1段単位の少ない範囲で家族に聴いてもらっていたのが、いずれ自分でもっと練習してつなげた状態で人に聴かせたいと思ってくれる時が来ます。そうすると、もっと長い時間自主的にピアノの前に座って練習するようになりますよね。そうして、みんな自立していくんです。

みんな、音楽が嫌いになるんじゃない。

練習が嫌いなのを、音楽が嫌いと感じてやめてしまうだけなんです。

音楽を好きという気持ちはきっと本来人間に備わっているものだと思っています。練習をさせることは親としては頭の痛い問題なんだと思いますが、練習を楽しくする工夫、それぞれのおうちでちょっとやってみませんか?