澤田みづえの音楽活動ブログ

ピアニストの宿題

YouTubeで演奏動画の配信をさせていただいて早2週間、色々とご感想をいただいて有難いなと思っています。

さて、配信日をさりげなく日曜日と水曜日に変えてみましたが気づかれた方はいらっしゃるでしょうか。(笑)

昨日配信された動画は、過去の演奏動画ではなく初めての企画シリーズ第一弾!

その名も”ピアニストの宿題”シリーズ!

こちら、私が興味を持って練習しようと思って買ったものの、なんらかの理由で放置してしまった楽譜を片っ端から譜読みしてて、仕上げて、片付けてしまいましょう!という非常に簡潔な企画でございます。(笑)

記念すべき第一回は、J.S.バッハ作曲のイタリア協奏曲です。こちらは生徒に発表会で第一楽章だけ弾かせたことがあるものの、自分自身は有名過ぎてトライしづらかった(ピアニストあるあるなんです、実は)作品。

今回はこの1楽章、譜読みから仕上げまでを2時間でやってみました!この後も配信動画が3楽章、2楽章と順序逆ながら続くのですが、いやー奥深い。

1楽章は弾くこと自体は比較的難易度は低そうに見えるのですが、テンポ設定や強弱、音色などあらゆる点に気をつけないとやたらとエネルギッシュに聴こえて何か違ってしまう。。

このイタリア協奏曲の若者感溢れるエネルギッシュな部分はあくまで3楽章にあるべきで、1楽章はどっしり落ち着いた室内楽のような雰囲気が必要な点でとても注意を払うべきだと思いました。

しかし、譜読みしたてで弾けるようになったばかりの頃になかなか熟練の雰囲気を出すのは難しく(笑)結局録音を聴きながら何度も撮り直して、テンポをギリギリまで下げました。そして音も、私の場合まだ弾きこんでいなくて、精神的に余裕が持てない状況だと鋭利な響きになりやすいので、ここをかなり調整しました。

今回のイタリア協奏曲に関しては、どの楽章にも2時間で仕上げましたが、今後はどの曲も縛るというわけではありません。難易度により、またやはり皆様にお聞かせする以上ある程度のクオリティは維持しないといけないと思うので。

しかし、自分で限られた時間を設定してその中でもがきながら精一杯やれるだけのことをやるという経験は、なかなか苦しいですが、同時に楽しいしやりがいもあります!^_^

今後もご期待いただけるよう頑張ります!