本日、2023年のレッスンが始まりました!
毎年、もう少し長くお休みをいただいているかな?という感じなのですが、今年はご要望もあり、冬休みに補講を行いました。
発表会まであと3ヶ月、まだまだだ…と思っていたらここからが早いんですよね〜毎年。。恐ろしいです。
さて、昨年末より低学年の生徒さんたちも1時間への拡張レッスンがスタンダードになりつつあるのですが、やはり拡張した生徒さんはこのところ進みが速い!こんなにすぐに効果が現れるなんて正直想定外。そんな子供達の変化を見ると、やはり納得いくまで指導できる余裕のある時間は必要だったんだと改めて思います。
うちの子は1時間なんて集中力が持つ気がしないんです…ときまって保護者の方たちは仰るのですが、そんなことないんです!
私とマンツーマンだと、しぶしぶ?(笑)『…先生のレッスン室は、ピアノしか弾けない空間だし、しょうがない。やるかー!』とか、思っているかどうかは分かりませんが(笑)ある程度腹を括って、皆最後まで集中してこなしてくれています。
当教室でのレッスンでは、実技とセットでソルフェージュや音楽理論も学べるようワークなどを使って、偏らないよう並行してお稽古しています。
…ソルフェージュの重要性については私がここで語ることでもないかなと思うほど、世間では言われています。大手のピアノ教室ですと、カリキュラムとしてはじめから組み込まれていたり、独自の教材があったりしますよね。
特にソルフェージュの中でも、重要なのはリズム。リズムを見た時に瞬時に分かる分野にしておかないと、いくら音が読めるようになっても、将来的に自立した譜読みが出来るかどうかが危うくなるのです。
譜読みの不得意の原因は、”リズム”の理解力にあると多くの生徒を見てきて思います。
リズムは音楽とは一見かけ離れているかのような、分数や足し算・引き算などの”算数”の感覚が全て。これは小さいうちから基本として苦手意識を持たないよう、おりに触れトレーニングが必要です。
そして、子供達は低学年くらいになると、未就学のお子様が親の言うことを素直に聞いていた時期を過ぎて、口喧嘩のバトルになってしまうことが多いと言い、ピアノの家での練習はそれゆえ停滞したり、保護者の方が進め方を悩まれたりするケースが多いです。保護者の方ありきの練習だとそうなってしまいますよね。
私は生徒たちが保護者の方の力をなるべく借りることなく、自分で家で練習できる、自立・充実した音楽生活を送るために、”講師”と呼ばれる我々のような人間がいると思っています。
私自身が練習嫌いだった幼少期〜学生時代まで。あまりに長く、苦しかった思い出…(>_<)
でも、その記憶があるからこそ、私は今一人一人の生徒に寄り添い、練習の仕方をなるべくレッスンで一緒にやって、その方法を家で実践してもらうという方法を取っています。根っからの”練習嫌い”も将来こんなふうに役立つなんて!なんて思いながら(笑)。
ピアノは気合いや情熱だけで弾けるわけではありません。昔は根性論の先生も多かったみたいですが…。。(@_@)
ピアノも他のスポーツや勉強等と同様、闇雲に何時間も練習したからと言って、効果が上がることは残念ながらありません。それどころか間違った練習は、心と身体を疲弊させてしまいます。
理想どおりに弾けないところを分析し、今自分に必要な練習方法は何か?それを理論的に考えて練習に生かすこと、どのような年代の生徒さんにもそれが出来る可能性を秘めていると私は思っています。
効率的な練習で、身体を楽に使ってピアノが上達するよう、これからも当教室では生徒さん一人一人に対しできる限りの指導を行っていきます。