澤田みづえの音楽活動ブログ

脳の活性化のためにも、ピアノレッスンを!

ピアノは、子供の脳の成長にも良いとされ、

また高齢の方の脳が認知症になるのも防ぐくらいの活性化が期待出来ると言われています。

たしかに現役でピアニストである音大の教授陣は今も昔もシャッキリとしていて、みなさん本当にお若い印象です。

ピアノは1本ずつ指を独立させ、左右で同時に違う動きをする。その動きには緩急や強弱をつけて、表現力も足す。そして、今動いている指先の動きよりも楽譜を追っている目は常に先を見て、頭は常に先のことを考える…。。

これだけでもう、そうそうボヤボヤしてはいられないという気持ちになりますよね(笑)。

そしてそのすべての行動を脳が管理しているのだから、ピアノは一朝一夕の練習ではとても出来るようにはならないのが当たり前と言えます。

以前、某超絶有名な日本最高峰の国立大学(赤門)の講師をされながら、脳の研究をされている大人の生徒さんがレッスンにいらっしゃった際、やはり色々な研究を経て、ピアノは脳の活性化にとても良く、ピアノの習得と脳の関係については非常に興味深いという話を聞いたことがあります。

またその方曰く、ピアノは脳のあちこちを使うため、勉強などの暗記等よりも複雑で、楽譜から目を離さずに鍵盤の上の手を動かすということがめちゃくちゃ難しい!と。

その方はもちろん何ヶ国語も話せてとてもとても賢い方なのですが、それでもピアノのブラインドタッチ等に関してはまだ太刀打ち出来ないと常日頃仰っていました。

最近話題になっていた方で、高齢になってから独学でピアノに取り組み、フランツリストのあの難曲”ラ・カンパネラ”を弾けるようになったという例もあるので、ピアノは何歳からでも取り組むことの出来る懐の深い楽器だと思います。

しかし、やはり”大人の脳”に成長しきってしまったかのような脳”と”子供の発展途上の若い脳”では、比べものにならないほど頭への”入り方”が違うはずです。物心ついたらいつのまにか弾けるようになっていた…という経験は大人ではほとんど成し得ない所業ですよね。(笑)

大人になって視野が広くなり、ピアノを演奏出来る良さに気づいてから始める良さというものももちろんありますが、言葉もまだよくわかっていない様な小さい頃から言葉を吸収するように音楽を吸収してしまうと、残りの人生はまた特別なものになるのではないでしょうか。

ピアノを今まさにお子様に始めさせようかどうしようかと迷っておられる方、毎日家で練習させることを考えて構えてしまうとどうしてもそこで尻込みしてしまう芸事ですが、まずはその不安は置いておいて…。

飛び込んでみて、”我が家でできる範囲で、細く長く続けられれば良い”くらいの気持ちで初めは良いのではないでしょうか。音楽は、字の如く音を楽しむもの。まずはたくさんピアノに触れて、音を紡ぐ価値を自然と感じられる環境にしてしまいましょう!きっとあの時やらせて良かった…と思う瞬間は、何度も訪れると思います。