澤田みづえの音楽活動ブログ

着々と?

良くも悪くも、発表会がより現実感のあるものとなる時期になってまいりました。私も日々のレッスンがかなり忙しくなり、タスクも多くなってきました。

この時期、気の狂いそうな暑さの道中を汗をかきかき頑張ってレッスンに来る生徒さんたちですが、本当に汗をかかなくてはいけないのはレッスン室内での話で。(笑)仕上げにおいて中途半端が許されないこの時期、1分1秒が真剣勝負です。

幸いなことに、私の真剣に心配する気持ちが伝わってか、今までのほほんと構えていた生徒さんも表情や発言が近頃変わってきました。

以前は、

私『このままの調子で行くと間に合わないから、本番の日にアナウンスで ”〇〇さんは、都合により今日は途中までしか弾けません!都合とは、練習不足です!”って言うようになるよ?』

生徒『えー!かっこわるーい!それはいやだなぁ(終始、大爆笑)』

…って感じだったのに、

今は…

私『…どうする?もう少し練習量増やさないと、最後まで仕上がらないよ。今、先生は当日のアナウンス原稿作ってるんだけど、以前言ったアレ入れる?』

生徒『…う…アレかぁ…それは…困る…(硬い表情を崩さず。もちろん笑う余裕はない)もっと、家でも練習する…』

と、いった感じです。(笑)

最近、ある保護者の方ともそのような話になったのですが、やはり本人のやる気が乗っかってこないと、なかなかレッスンで上手くなったものも持続しません。(その生徒さんのお母様は、お子さんを見ているとレッスン直後は見違えるように上手くなるが、3日くらいしたところから下降線を辿りだす。きっと練習の際に私から言われたところを直そうとか、目標意識が足りないのだと思うと仰っていて。ご相談の結果、発表会までは5日に一回くらいのペースにレッスンを増やすことになりました。)

ピアノは本当に怖いほど正直です。

日頃から失敗を人のせいにするような逃げがあると、演奏がどこか他人事になり、人の気持ちを打つ演奏にはなりません

結局のところ、生徒さんたちがさぼったらさぼっただけ、後々かなりキツイ制裁が待っていることもあるのです。時は待ってくれないので。

練習では常に自分と逃げずに向き合って、正当に自分の今の実力を直視すること。そして、自分の課題を常に見つけ、それを直すようにもがき、努力すること。どんな年齢の生徒さんにも、これは共通の認識として意識して欲しい。

  

本番はみんな余裕を持って、笑顔で迎えられますように!1日1日を大切に、私も最後まで諦めずに指導していきます!