澤田みづえの音楽活動ブログ

定期調律完了!

本日、午前中は定期調律でした。

1〜2週間前くらいから生徒が演奏する時、低音部が鳴る際時々ビーンという痺れるような振動音があるのが気になっていたのですが、今日『気になっていることはありますか?』と聞かれた際に、『ここのあたりが‥ビーンっていう感じでどこかに共鳴するような響きが気になっていて‥』と言いながら弾いてみると、‥あれ?なんともない‼️😅

昔飼っていた犬が、朝足を引きずっていて、慌てて病院に連れて行ったものの、先生の前ではスタスタ歩いて唖然としたことを思わず思い出しました🤣

調律師さん曰く、ピアノのハンマーがかなりすり減っていて、特に低音部の音域において良い音を出すのが難しい状態だと。プロの奏者が弾くと、音のコンディションで自分から調節してそのピアノに最適な音を出して演奏を仕上げることが出来るけれど、生徒さんたちにはかなり難しい状態なのだと言われました💦

生徒たちは、『家ではもっとうまく弾けたのに』といったことを口にする人が多いのですが😅調律師さん曰く、たしかにコントロールが難しいそうです!(ただし、低音部だけね。🤣)

でも、このピアノで幼い頃から熱心にレッスンしてきた子は、音の質を操るのが上手いように思います。簡単に上手く聴こえてはくれない気難しさのあるピアノだからこそ、弾き手がいかにそこを考え、練習し、対応するか‥なんですね。

このグランドピアノは私にとって2台目。小学生の時に両親に買ってもらった以前のグランドピアノは練習しすぎで潰してしまったのですが、最後まで正直なところあまり好きになれなかった音質で。でも、今のピアノとはソリが合うというか‥愛着がかなりあり、このピアノを操ることができると、すぐに上手く聞こえるようなピアノが物足りなく思えてしまうんです。マニアックな気質なので。なので、このようなピアノで普段レッスンをこなしている生徒たちのポテンシャルは計り知れません!みなさん、自信を持ちましょう!😆

低音部が演奏者によって気になるような音がする場合、それを改善するには、ハンマーを削るのがまず一番らしく。しかしこの工程を経ていくと、その後の音の狂いが一時的にひどくなるそうで、これからコンクールを控えている生徒がいたりする場合にはやめておいた方が良く、とりあえずは温存で様子を見ておいた方が良いということでした。

しかし来年の定期調律時期には、また発表会が控えているので、どうなることやら。。ですが、かなり弾き込んだこのピアノを長く大切にしたいので、必要であるメンテナンスはやらないといけないし、色々考えること山積みで困っております。

とりあえず、温度や湿度管理などを徹底して、良い状態を1日でも長くキープできるよう、努力していきます‼️