澤田みづえの音楽活動ブログ

手の形、絶対大事!

いきなりですが、問題です⭐️

このグッズはなんでしょう?

正解は演奏時の手の形を矯正するグッズです。

演奏時に、手や指の第一関節が潰れてしまう生徒がちらほらいますが、演奏時のフォームの崩れはどれだけ長時間の練習を積んでも、ある程度以上の上達には到達しえない原因と断言できます。

レッスンで直すように注意するとその時に即席で一見すると直ったように見えるのですが、家での練習の際に意識しないとやはり完全には直らないまま時がどんどん過ぎます。そのうちに曲のレベルが上がってきて、ますます美しく弾けなくなっていきます。

そしてその結果、どのような曲に挑戦しても速い速度では音が転ぶ、指に体重をかけると関節が潰れるためそのような演奏が出来ず迫力に欠ける、また潰れた形をフォローしようと微妙に身体に力が入るので、脱力した状態で演奏することが困難になる…その他、さまざまな弊害が出てきます。本当に導入期で言われるような、基礎が大切だということが分かります。

とは言え…卵をフワッと持つような形で、第一関節は潰れずに曲線を意識して、指の付け根にある骨(ジャンケンの✊の形にした際に、出てくる骨)をしっかりと山型に整える…など、慣れている人にとっては一瞬で整う形も、一つずつ直すとなると工程が意外に多い😰

というわけで、最初の写真のようなグッズを作って装着しながらレッスンしています。

手の形が潰れやすく、音が転びやすい生徒も、これを装着した瞬間から理想的な手の形に早変わり‼️これにはちょっと感動すらします😅

導入期の小さな手をイメージして幾つか作りましたが、3〜4歳くらいの手にはボールの部分のサイズが大きくて、実際は小学4年生の生徒のサイズにジャストフィットしたのは誤算でしたが🤣その子はとても気に入って、『これ、手の形をキープするのに良いかも‼️家で作ろうかなー⁉️』と言ったので、『持って帰って良いよ‼️また先生作るから😄』と、プレゼント🎁しました。(Yちゃん、使ってくれてるー⁉️)

ちなみに、ゴムを手にはめて使うと

こんな風に、ボールが支えとなり、パーフェクトな手の形に‼️

導入期の幼児さんサイズは、また後日作ってみます🎵