珍しく早い時間ですが、本日のレッスンは先程全て終了致しました!
レッスンに来てくれた生徒さん、強風の中お疲れ様でした!
今日もみんなに笑顔にさせてもらえるレッスンで、顔が緩みっぱなしの一日でした^_^
さてここで、本日来てくれた生徒さんについてちょこっとお話したいと思います。
幼稚園から通ってくれている現在は小学二年生の女の子。
幼稚園の時に”練習を毎日しようね”と一度だけ私と約束してから、1日もかかさずに毎日ピアノに向かうようになってくれたそうで、今でもお母様が練習につきそうことなく、レッスンも一人でしっかりと受けてくれています。
毎日学校から帰宅後に練習するだけではなく、今日みたいなレッスンのある日は自分で考えて学校に行く前の早朝に練習したり(電子ピアノのため、ヘッドホンでやっているそうです^_^)、この歳で自ら考えて動けていることが立派です。
いつも薄着で真冬でも全然上着も着ずに元気に来ることが多い彼女、今日も結構寒かったと思うのですが、『暑かったから!』と言って、トレーナーの上に何も着ずに元気に来ました!(笑)
…と、まあここまではいつもの光景。
でも、ふと手元を見るとフカフカな毛糸の手袋できちんと手を覆っているんです!!!
私『え!手袋、珍しいね!暑くないの?』(←だって、上着着てないし(笑))
生徒さん『うん、暑い!でも、ピアノに来て指が動かないとダメだから、手袋してきたの』
私『それ、お母さんとかに言われたの?』
生徒さん『ううん、お母さんお仕事だし。自分で考えてはめてきたよ!』
と。
もう、、どうしましょう。。
これには、言葉を失うほどに感動しました。(≧∇≦)
私のイメージではまだまだ幼ない女の子でしたが、誰に指示を受けるわけでもなく、一人で考え決断し、自信を持って行動できる自立した子に成長しています。
それとともに、もちろん、ピアノの腕もメキメキと上達していて、今日持ってきてくれた発表会の曲に関してはたった一人で練習してきたなんて思えないくらい弾けるようになっていたので、この感動をお伝えしようと思わずお母様にLINEで演奏動画を送って共有させていただきました( ̄∇ ̄)
どんなことでもそうだと思うのですが、ピアノの練習も、最初の習慣づけが一番大変です。
ですが一度習慣が身につくと、練習時間が増える事でグングンと上達し、自己肯定感が爆上がりします。↑↑↑
そして、自分の中からもっと上手くなりたいから練習する!という気持ちが湧き上がってきて、自分自身に突き動かされるように練習が出来るようになります。
このように出来るだけ小さいうちから良い習慣が身につくと、その後もその良い波に乗ったままでいけるのです。
今、お子さんが人に言われないと(または怒られないと)なかなかピアノに向かえないとお悩みの保護者の方も多いかと思います。
きっと、導入期からの練習が足りていないと、その中で成されるべきである成功体験が圧倒的に足りなくなってしまう。
↓
自分の失敗ばかりが目につく。
↓
余計に自ら練習に向かえない。
↓
練習しないことを親が怒るので、余計にバリアを張ってしまい、ピアノに対しても嫌悪感を持ってしまう。
とまぁ、これ。
明らかに負のスパイラルですよね。
なので。
導入期の練習は積極的に出来るだけ保護者の方が付き添い、褒める。とにかく褒める。
なんならピアノの前の椅子に座っただけで拍手するくらいの大げさな勢いで大丈夫です。(笑)
そして自宅での練習では、クリアするべき課題のハードルを出来るだけ低くしてあげる。
こんなことで褒めて良いのか?こんな調子で練習が進むのか?と思うくらい、頻繁に褒めてあげてください。
そのうち、保護者の方にずっとベッタリでないと練習が捗らなかったお子様も5分〜10分なら一人で練習できる→やがて、それが20分になり、30分は一人で練習出来る…という風に長い時間、自分一人で練習が出来るようになっていきます。
でも、少し自分で練習が出来るようになってきた頃が重要なので、けして急に手は離さないでくださいね。
子供たちは、敏感です。親がいつでも自分の頑張りをきちんと見ているか、横目で常に確認しているものです。(笑)
そこで一気に保護者の方の関心が自分の練習に向けられなくなってしまったなどと思ってしまうと、それがつまらなくて、練習に向かわなくなってしまいます。そうしたら、せっかく大切に親子で築いてきた時間もまた0からやり直しです。
幸い当教室の生徒さんのお母様たちは、日々の練習での悩み、不安、気づいたことをその都度よく私に共有して下さいます。そのおかげで、問題が大きくならないうちによく話し合って、次のステップに進めることができています。
これからもどんなことでも気軽に話していただいたり、ご相談していただけるような雰囲気作りを積極的にしていきたいと思っています。