澤田みづえの音楽活動ブログ

ビギナーレベルのレッスン☆脱力の意識…編☆

さて、今回もビギナーレベルレベルのレッスンについてお話したいと思います。

今回は、『脱力の重要性』について。

子供や大人、年齢にかかわらず、多くの人が出来ていないと感じるのがこのテーマ『脱力』です。

力が上半身に入り、結果肩が上がり、前のめりの姿勢を崩さないまま一息に弾いてしまうような弾き方をしている人は趣味の方で、意外と大曲を弾くようなレベルの人でも多いように思います。しかし、スタミナが必要な大曲になればなるほど、脱力は不可欠で、いかに自然な呼吸を感じさせるような演奏ができるかが勝負です。

このことをいかにビギナーレベルの段階で指摘、指導してもらえる指導者についているか?ということによって、それから先のピアノ人生が変わる!と言っても、本当に過言ではありません。

しかし残念ながら、ビギナーレベルの生徒さんのレッスンは、手先の技術がおぼつかないことでそちらにだけ注視したレッスンになり、肩や上半身の使い方まで指導されないことが多いと思います。

音大を受験する段階でそのような生徒を他の教室、指導者から引き継ぎ指導することになって、よくぶち当たる問題の多くがこの脱力ですし、ある程度弾けるようになっているレベルでの脱力指導は色々と手を変えて、指導側も生徒さんもかなり大変です。(今までやってきたピアノ歴が長いほど、直すのは困難です)

よって私はビギナーレベルの生徒さんの指導こそ、変な癖がついてしまう前に、脱力をかなり注意して指導します。

多くの生徒さんは、初心者レベルでも脱力を身につけただけで、体が終始楽に練習•演奏できるというメリットだけじゃなく、幼児の小さな手でさえもグランドピアノに負けることなく、深く実に良い音色が響かせられるようになります。

正しい脱力は、腱鞘炎などを防ぐというメリットもあります。(実際私は4歳よりピアノ人生で1日12時間くらいの練習をこなす日々を送ることもありますが、一度も腱鞘炎になったことがありません。)

また、上級者の方で脱力に問題がある方にも丁寧にご指導いたします。
力が常に入ってしまい苦しい弾き方をされている方、脱力ができるとかなり世界が変わるはずですよ!