澤田みづえの音楽活動ブログ

当教室のレッスンの特徴

日ごろよりレッスンでは生徒さんたちが奏でる音楽に耳を傾けているわけですが、改めて一人一人の音色の違い、解釈の違い、また演奏の仕上げ方など…どの演奏をとってもすべて個性があることを感じる日々です。

身体の作り、持って生まれた指の関節の強さ、呼吸の深さ、感受性…などなどのさまざまな違いがあることはもちろん、その上に日頃の練習の仕方、練習に取り組む時間、積み重ねてきた鍛錬…といったものによりその音をその人だけがもつ唯一無二の存在として、この世に解き放つということが音楽の最大の良さではないかと思います。

ピアノをなぜ習うのか?音楽をどうして今よりも上手に奏でたいと願うのか?は人それぞれに違った理由があります。

ボディメンテナンスやジムなどで誰もがモデルさんのような体型を目指すわけではなく、今よりも健康になりたいから、身体がもう少し軽くなると動きやすくなるから、人に見せびらかすわけではなく自分自身が快適や自信を持てると感じるところまで自分を持っていければ良い…などその方がどう望むのかは表面上からは伝わらず、対話によって引き出される場合も多くあると思います。

当ピアノ教室では、生徒一人一人ときちんと対話をしながらレッスンを進めていくことが大切であると考えています。

そのため、大人の方のレッスンはいわゆるカウンセリングのような形で行われることがほとんどです。そのため、他の教室でのレッスン経験のある大人の生徒さんたちは、最初は驚くことも多いかもしれません。

レッスンでは最初に通しで弾けるところは弾いていただきますが、その後私の気になるところをアドバイスすることはもちろん、必ず生徒さんがその曲を練習する際にストレスになっている箇所や目標とする演奏のイメージを確認します。その方の目指す演奏や、到達したい曲のレベルなどを無視しては、最適な指導には辿りつかないと考えるからです。

しかし、その演奏にしたいと思われるのはあくまで生徒さん本人のご希望であるので、他の教室であるレッスンの多くは『それは違う!この曲のこの部分はこう弾いて欲しい!』という講師の要望のもとにレッスンは進んでいくことがほとんどのようです。

しかし、そういう講師の要望といったものはいくらプロ目線のものであっても芸術の分野である以上、講師の追い求める理想や好みなども色濃くある場合が多いと私は思っています。

そのような独断と偏見(とまで言い切れないのが、芸術の難しさではありますが…あえてそうここでは呼ぼうと思います)はとりあえず教室の隅ーっこの方に置いておいて、けして一般的とはいえないような個性を放つ演奏であっても、最終的に一つの大きな曲としての構成を考える上でのまとめ方必ずあるため、まずは一つ一つの部分をどうしたいのかをこだわることに意味があると、私は当教室に通っていただく皆さんには考えていただきたいと思っています。